10月19日、イーブルなごやにおいて、名古屋青年会議所が主催する国際交流事業「3G-Project」の一環として、英語スピーチ大会が行われました。24名のうち、8名がファイナリストとして進出した本会において、本校の国際理解コース3年生 亀谷花梨さんと国際理解コース2年生 佐藤愛裕さんの2名が参加しました。
この事業は、名古屋青年会議所が「明るい名古屋の未来を創るため、若者(高校生)に社会課題について理解を深めてもらい、その解決策を模索する中で輝く未来を作り出してほしい」という願いから始まりました。今年で9年目を数え、4月に第1回会議を開いてから外国人との交流やフィリピンのマニラへの研修などを通して、半年かけて得た学びの集大成を発表するものとなりました。
この日の本戦に参加できたのは7名でしたが、マニラにいる痩せた野良犬や野良猫の悲惨な状況を伝えながら、命を救うために私たちの行動を訴えかける人や、マニラにおいて貧困が教育の機会を奪っている現状を伝え、教育の機会を与えていきたいと述べる人など、それぞれが各自の思いや考えを言葉に乗せ、発表していました。
本校からの参加者である佐藤さんは、人と話すことが苦手で、コミュニケーションをとることに苦労しながらも言葉だけではないコミュニケーションの本質を捉え、他者との関わりが不可欠で、苦手なことがあってもそれを受け入れて一歩ずつ前進していく勇気を得た経験を語ってくれました。
亀谷さんは、アニメを架け橋に、フィリピンに雇用を創出するとともに子どもたちに教育の機会を与えられるようなアイデアを語り、フィリピンの人々が貧困の負の連鎖を脱出できるビジネスプランを語ってくれました。
全員の発表後、全国英語スピーチ大会で4回の優勝経験がある田村直樹さんが登壇し、国際大会にてセミファイナルに進出した際に行った You Decide を披露してくれました。動作、抑揚、声の調子など、田村さんの世界に思わず引き込まれるようなスピーチを間近で見、多くの学びを得られるモデルスピーチでした。
その後、授賞式が執り行われました。「トビタテ!留学JAPAN賞」「名古屋市教育委員会賞」「パブリックスピーカー賞」「最優秀賞」が発表され、本校国際理解コース3年生の亀谷花梨さんが、「パブリックスピーカー賞」に選ばれました!おめでとうございます!最後は、3G-Projectの卒業証書授与式を経て、閉会となりました。
亀谷さんも佐藤さんも、この日のために一生懸命練習を重ねてきたと伺いました。やれることをやりきった二人にとって、大変有意義な経験になった一日だったと思います。お疲れ様!